WIREFRAME / 構成案イメージ

AIDD Camp 研修ポータル
サイト構成ワイヤーフレーム

Googleサイトで運用する研修ポータルの構成案です。全6ページの画面イメージと、各ブロックがどのデータから表示されるのか(スプレッドシート/フォーム/カレンダー/Drive)を明記しています。 ここに描いた表現は、すべてGoogleサイトの標準機能だけで再現できる範囲に限定しています。

この資料内の数値・氏名・日程はすべてダミーです

掲載している氏名・部署・社員番号・メールアドレス・開催日・定員・会場・カリキュラムの各回タイトル・実績数値は、すべて表示イメージ確認用の架空データです。実在の個人・実際の開催予定とは関係ありません。確定した内容に差し替えてお使いください。

対象
AIDD Camp(1コース専用)
ページ数
6ページ
データ基盤
スプレッドシート2ファイル
募集方式
期制・定員あり・先着
参加者一覧
社員は実名で閲覧可
LEGEND

データの出どころ(凡例)

以降のワイヤーフレームでは、各ブロックの右上にこのタグが付いています。タグを見れば「どこを更新すればサイトが変わるか」が分かります。

✍️ 手動
Googleサイトを直接編集更新頻度が低い固定文言。カリキュラムやFAQなど。
📊 スプシ
スプレッドシート埋め込みシートの指定範囲がそのままの見た目でページ内に表示される。シートを更新すれば表示も変わる。
📝 フォーム
Googleフォーム埋め込み申込・問い合わせ。回答は自動でスプレッドシートに溜まる。
📅 カレンダー
Googleカレンダー埋め込み開催日程。自分のカレンダーに取り込める。
🎬 Drive
Google Drive 動画教材動画。共有範囲は社内ドメイン限定にする。
大事な前提:埋め込みは「シートの見た目」がそのまま出ます

Googleサイトには、シートの数値をサイト側のカードやボタンに流し込む機能はありません。埋め込んだ範囲は、シートの表示そのままで表示されます。したがって「きれいに見せる」作業は、サイト側ではなくシートのセル書式(色・罫線・フォント)で行います。このワイヤーで📊タグが付いているブロックは、すべてシートの一部を切り取って貼った枠だと考えてください。
埋め込み方式について:スプレッドシートの「ウェブに公開」は使わないでください(サイトやDriveの共有設定とは別の公開経路になり、社外からも見られる状態になります)。ログイン状態のまま表示される通常の挿入方法を使い、表示したい範囲ごとにシート(タブ)を分けておくと、範囲の指定が安定して運用も楽になります。

01 / SITEMAP

サイトマップ(全6ページ)

既存の「ホーム」「e-Larning」2ページを改修し、4ページを新設して計6ページにします。ナビに並べるのは5項目(ホーム/日程・申込/カリキュラム/e-Larning/参加者・修了者)で、FAQはページとして作った上でナビには出さず、ホームとフッターから導線を張ります。
※「e-Larning」の表記は既存サイトのナビに合わせています。一般的な綴りは「e-Learning」なので、この機会に直すかどうかも決めてください。

02 / WIREFRAMES

各ページのワイヤーフレーム

グレーの帯は文章や画像が入る場所です。ブロック名の横にある小さな枠は「Googleサイトのどの部品を使うか」を示しています。
※ 以下の画面イメージ内にあるボタン・タブ・リンクは見た目の例であり、クリックしても動きません

PAGE 01

ホーム

/
sites.google.com/…/aidd-camp

ヒーロー

画像バナー+ボタン
✍️ 手動
第3期 募集中
AIDD Camp for KDDI iret
AI駆動開発を、現場で使えるところまで。
申し込む →カリキュラムを見る
ポイント:募集ステータスのバッジと申込ボタンをここに置きます。既存のヒーロー画像はそのまま流用。
ヒーローに出すのは「募集中/満席/次回準備中」の3つだけにします(締切・終了は下の日程表を見れば分かるため)。ここはGoogleサイトの手動更新で、切り替えるのは①募集開始 ②満席になったとき ③期の終了 の3回です。

お知らせ(最新3件)

埋め込み
📊 スプシ
日付お知らせ
2026/09/01第3期の募集を開始しました(定員30名・先着)
2026/08/20第2期の修了者を掲載しました
2026/08/05第2回の教材動画を公開しました
更新方法:「お知らせ」シートに1行足すだけ。サイト側の編集は不要。
仕組み:掲載フラグを外すだけでは埋め込み表示は変わりません。表示用シートに =QUERY(IMPORTRANGE("管理用ブックURL","お知らせ!A:E"),"select Col1,Col2 where Col5=TRUE order by Col1 desc limit 3",1) を置き、その範囲を埋め込みます。フラグを外すと表示用シートから自動で消えます(反映には数分の遅れが出ることがあります)。

次回開催カード

埋め込み
📊 スプシ
📊 表示用シートの「次回開催」範囲を埋め込み(=下はシート上での見え方)
開催期開催日残り枠申込締切
第3期10/15(木)・10/22(木)8 / 3010/8(木)
申込フォームへ← これはGoogleサイトのボタン部品(手動設定)
見た目について:埋め込みはシートの見た目がそのまま出るため、上のような表形式になります。見栄えはシート側のセル書式(背景色・フォント・罫線・セル結合)で作ります。サイト側でカードデザインに変換することはできません。
残り枠:「定員 − 申込数」をシートの数式で自動計算。事務局が数えて書き換える必要はありません。
満席時:ステータスは数式(後述の IFS)で「準備中/募集中/満席/締切/終了」を自動導出し、条件付き書式で色を変えます(この表はサイト側の編集不要)。
⚠️ ただしヒーローの「第3期 募集中」バッジと申込ボタンはGoogleサイト側の手動更新です。シートのステータスが自動で変わっても、ヒーローの表示は連動しません。ヒーローには「募集中/満席/次回準備中」の3つだけを手で出し分ける運用にしておくと、切り替えの判断がぶれません(締切・終了は下の表を見れば分かるため、ヒーローでは扱わない)。切り替えるタイミングは、①期の募集開始 ②満席になったとき ③期が終わったときの3回です。

AIDD Camp とは/全体の流れ

テキスト+区切り線
✍️ 手動
申し込むフォームから申込。定員に達し次第締切。
事前学習教材動画を視聴して当日に備える。
研修に参加全2回の集合研修(ハンズオン中心)。
修了認定修了者一覧に掲載され、バッジが付与される。

各ページへの導線

画像カルーセル / ボタン
✍️ 手動
カリキュラム何を学ぶのか
教材動画復習・欠席時に
参加者・修了者誰が受けたか
FAQ・問い合わせ困ったときは
PAGE 02

開催日程・申込

/schedule
sites.google.com/…/aidd-camp/schedule

開催予定一覧(期ごと)

埋め込み
📊 スプシ
開催日形式定員申込残枠締切状態
第1期2026/06/18・06/25会場30300終了終了
第2期2026/08/06・08/13オンライン30300終了終了
第3期2026/10/15・10/22会場302282026/10/08募集中
第4期2026/12 予定未定30準備中
この期の参加者を見る →
この表がポータルの心臓部。期を追加するときはシートに1行足すだけ。「申込」列はその期の回答シートの件数COUNTA で数え、「残枠」は定員−申込の数式。「状態」も数式で自動導出されるので、事務局が手で切り替えるのは期の開始と終了の2回だけです。
受付中にキャンセルが出たら:この件数は「送信された件数」なので、キャンセルしても自動では減りません。空いた1枠を再募集する場合は、事務局がフォームの回答数の上限を1つ引き上げます(誰が取り消したかは、締切後に作る参加者台帳に「取消」として記録します)。
日程と参加者の紐付け:両者は「期」の列で対応します。ここに参加者ページへのボタンを置いて導線を作ります。
※Googleサイトのボタンから「表の特定の行」へ直接飛ばすことはできません。参加者ページ側で期ごとに見出しと埋め込みを分けておくと、そのセクションへのリンクとして機能します。

募集中の期・詳細

テキストボックス
✍️ 手動
日時10/15(木)・10/22(木)
各 13:00–17:00
場所本社 3F 研修室A
対象全社員(開発職以外も可)
ここはGoogleサイトの手動更新です。シートの値を文章に流し込むことはできないため、期が変わったら文面を書き換えます(期に1回)。自動更新にしたい場合は、上の表と同じくシート範囲の埋め込みにしてください。
決めておくこと:2日間とも参加できることが申込条件かどうか。片方だけの参加を修了認定の対象にするかを事前に決めておいてください。

申込フォーム

フォーム埋め込み
📝 フォーム
Googleフォーム(申込)をページ内に埋め込み
氏名/社員番号/部署/参加希望の期/受講動機/PC環境
フォームの設定(ここを外すと定員管理が崩れます):
 ・回答者を社内のグループ/対象ユーザーに限定 → 社外の人がフォームURLから回答できないようにする
 ・回答を1回に制限(ログイン必須)→ 同じ社員が複数枠を取るのを防ぐ
 ・メールアドレスを収集(社内アカウントで自動収集)→ 手入力の打ち間違いを防ぐ
 ・回答のコピーを常に送信 → 申込者の手元に控えが残る
 ・回答数の上限=定員 → 満席で自動的に受付終了
※「回答を1回に制限」はGoogleアカウントでのログインを求めるだけで、社内限定にはなりません。社外からの回答を防ぐには、上の「回答者を限定」の設定が別途必要です。
※「回答のコピー」はGoogleフォーム標準の機能で、送られるのは回答内容そのものです。独自の案内文を自動で送りたい場合はApps Scriptが必要になります。
先着運用のコツ:Googleフォームの「回答数の上限」設定で、定員に達した時点で自動的に受付を閉じられます。
⚠️ ただし上限は「フォーム全体の累計回答数」に対する設定です。1つのフォームを使い回して「第3期は30名、第4期も30名」と期ごとに区切ることはできません。以下のどちらかにしてください。
そこで、この構成では「期ごとにフォームを複製する」方式にします。第3期用フォームの上限を30に設定し、期が変わったら複製して新しいフォームに差し替えます。埋め込みの貼り替えが期に1回発生しますが、1つのフォームを使い回すと「回答を1回に制限」が全期間に効いてしまい、前の期に申し込んだ社員が次の期に申し込めなくなります。複製方式ならこの問題も起きません。
同時送信の注意:ほぼ同時に送信されると上限を数件超えて受理されることがあります。超過分を繰り上げるか次の期に回すかを決めておいてください。
キャンセルが出たとき:回答を削除するのではなく、参加者台帳の「申込状態」を取消にしてください(削除すると誰がいつ申し込んだかの記録が消え、元に戻せません)。取消にすると残枠の計算から外れます。ただしフォーム側の回答数の上限は自動では戻らないため、受付を再開したい場合は上限を1つ引き上げてください。この手順の担当者を決めておいてください。

申込後の流れ

テキスト
✍️ 手動
回答のコピー送信直後に回答内容のコピーがメールで届く。
確定連絡締切後に事務局から参加確定メール。
事前準備教材動画の視聴と環境設定。
当日カレンダーの招待から参加。

開催カレンダー

カレンダー埋め込み
📅 カレンダー
Googleカレンダー(AIDD Camp 開催日程)を埋め込み
研修専用カレンダーを1つ作り、社内に公開。社員は自分のカレンダーに追加できる
混同しやすい点:この埋め込みは「開催日を見せる・自分のカレンダーに追加してもらう」ためのものです。参加確定者への個別の予定招待は別作業で、事務局が参加確定後にカレンダー招待を送る必要があります(誰が送るかを決めておいてください)。
PAGE 03

カリキュラム

/curriculum
sites.google.com/…/aidd-camp/curriculum

コース概要

テキスト
✍️ 手動
総時間8時間(4h × 2日)
形式ハンズオン中心
対象全社員
前提知識不問

各回の内容

折りたたみテキスト
✍️ 手動
01AI駆動開発の全体像とツールのセットアップ60分
02プロンプト設計の基本 — 指示の粒度と前提の渡し方90分
03実務課題でのハンズオン①90分
04レビューと品質担保のワークフロー90分
05実務課題でのハンズオン②/成果発表120分
折りたたみを使う理由:各回の詳細(学習ゴール・扱うツール・事前準備)を全部展開すると縦に長くなりすぎるため。Googleサイトの「折りたたみテキスト」で見出しだけ並べ、開くと詳細と該当する教材動画へのリンクが出る形にする。
※ 中身の文言は仮置きです。確定版のカリキュラムに差し替えてください。

修了要件

テキスト
✍️ 手動
出席全2日とも出席
課題最終課題の提出
認定修了者一覧に掲載+バッジ付与
要決定:ここを明文化しておかないと「バッジをもらえる人/もらえない人」の線引きで揉めます。出席のみで認定するか、課題提出まで求めるかを事前に決めてください。
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e-Larning(教材)

/e-learning
sites.google.com/…/aidd-camp/e-learning

視聴にあたって

テキスト
✍️ 手動
記載内容:社内Googleアカウントでログインした状態で視聴すること/社外への共有・ダウンロードの禁止/再生できないときの問い合わせ先。

回ごとの動画教材

Drive埋め込み
🎬 Drive
第1回 全体像とセットアップ18:24
第2回 プロンプト設計の基本26:10
第3回 ハンズオン解説31:05
Drive動画の扱い:研修用の共有ドライブを1つ作り、共有範囲を社内ドメイン限定に設定。Googleサイトの「Drive埋め込み」でページ内再生できます。視聴したかどうかの記録は残りませんので、視聴チェックが必要なら別途フォームなどで自己申告にする必要があります。

配布資料

Drive埋め込み / リンク
🎬 Drive
資料名形式対象
研修スライド(全回分)PDF全員
ハンズオン用サンプルZIP参加者
環境セットアップ手順ドキュメント参加前
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参加者・修了者

/members
sites.google.com/…/aidd-camp/members

これまでの実績(サマリ)

埋め込み
📊 スプシ
累計参加者60
修了者54
参加部署数12 部署
開催回数2
すべてシートの数式で自動集計COUNTIF / COUNTA)。数字が増えていくのが見えると次の期の申込につながるので、ページの一番上に置きます。
見た目:ここも埋め込みなので、上のようなカード表示にするにはシート側でセルを結合し、フォントサイズと背景色を設定します。サイト側では整形できません。

修了者一覧(バッジ付き)

埋め込み
📊 スプシ
▼ 案A:画像バッジ(表示用シートに事務局が手入力。画像は横に並べて配置する)
AIDD
CAMP
佐藤 一郎開発本部
AIDD
CAMP
鈴木 花子営業推進部
AIDD
CAMP
高橋 次郎情報システム部
AIDD
CAMP
田中 三郎人事部
▼ 案B:絵文字バッジ(QUERYで自動抽出。縦一覧になる)
バッジ氏名部署
🏅佐藤 一郎開発本部
🏅鈴木 花子営業推進部
🏅高橋 次郎情報システム部
🏅田中 三郎人事部
どちらの案にするか決めてください。Googleの標準機能では「画像バッジを自動で並べる」ことができないため、見栄えを取るか、手間ゼロを取るかの二択になります。

案A:画像バッジ(手入力・期に1回10分程度)
 表示用ブックの「表示_修了者」シートに、事務局が氏名・部署とバッジ画像を直接入力します。グリッド状に並べたい場合は、シート側で横方向にセルを配置します(埋め込みはシートのレイアウトをそのまま表示するため、画面幅に応じて自動で折り返すことはありません)。スマホでは横スクロールになります。

案B:絵文字バッジ(完全自動)
 管理用ブックで =IF(修了フラグ,"🏅","") の列を作り、QUERYで引きます。事務局の作業は修了フラグを立てるだけ。表示は上のような縦一覧になります。

⚠️ なぜ画像を自動にできないのか:IMAGE() 関数は drive.google.com のURLを受け付けない ②セルに貼った画像は QUERY で別のブックへ転送できない(QUERYが扱えるのは文字・数値・TRUE/FALSEのみ)。
期別にデザインを変えるなら:案Aなら「第1期バッジ」「第2期バッジ」と画像を分けられます。

参加者一覧(期ごとに見出しと埋め込みを分ける)

見出し+埋め込み × 期の数
📊 スプシ
第3期(2026年10月)
氏名部署
田中 三郎人事部
伊藤 四葉開発本部
第2期(2026年8月)
氏名部署
佐藤 一郎開発本部
鈴木 花子営業推進部
高橋 次郎情報システム部
なぜ期ごとに分けるのか:1つの表にまとめてしまうと、日程ページのボタンから「第3期の参加者」へ直接飛ばせません(表の中の特定の行へはリンクできないため)。期ごとに見出しを作り、その下にそれぞれの範囲を埋め込むことで、見出しに対するリンクとして機能します。
※ Googleサイトでは、公開後に見出しの「セクションへのリンク」を取得してボタンに設定します。期が増えたら、見出しと埋め込みを1組ずつ追加していきます。
公開範囲の前提:社員なら実名で閲覧できる方針で描いています。Googleサイトは見る人によって表示を変えることができないため、このページを見られる人には全員同じ内容が見えます。サイト全体の共有範囲を社内限定にしておくことが前提です。
あえてステータスを出していません:実名の横に「未修了」と並ぶのは、本人にとって気持ちの良いものではありません。ここは氏名・部署の2列だけにしてあります。誰が修了したかは上の修了者一覧で分かるので、情報としては足りています。
⚠️ 個人情報:埋め込みの範囲指定は「表示の切り取り」であって、アクセス制御ではありません。埋め込みを見るにはそのシートの閲覧権限が必要で、権限を持つ社員は元のシートを直接開けます。だからこそ、次章のとおりブックを2つに分けます
PAGE 06

FAQ・問い合わせ

/faq
sites.google.com/…/aidd-camp/faq

よくある質問

折りたたみテキスト
✍️ 手動
開発職でなくても参加できますか?
2日間のうち片方だけの参加は可能ですか?
申し込んだあとにキャンセルできますか?
満席でした。次の期はいつ開催されますか?
動画教材が再生できません。
修了バッジはどうすればもらえますか?
ここが効いてくる理由:2000人規模だと、同じ質問が事務局に集中します。問い合わせが来るたびにFAQへ1行足していくと、運用が回るほど事務局の負荷が下がっていきます。

問い合わせ

フォーム埋め込み
📝 フォーム
Googleフォーム(問い合わせ)を埋め込み
氏名/部署/メール/問い合わせ種別/内容
メールアドレス直書きとの違い:フォームにすると回答がシートに残り、対応漏れを防げます。事務局の担当者が変わっても引き継ぎが楽になります。
03 / DATA

データ設計 — スプレッドシートを2つに分ける

ポータルの動く部分は、すべてスプレッドシートから表示されます。ここでブックを2つに分けるのが最重要ポイントです。1つにまとめると、参加者のメールアドレスや社員番号が全社員に見えてしまいます。

なぜ2つに分けるのか

Googleサイトの埋め込みは「シートの一部を切り取って表示する」だけで、アクセス制御ではありません。埋め込みを見るにはそのブックの閲覧権限が必要になるため、1つのブックに個人情報も入れておくと、社員が元のブックを直接開いてメール・社員番号まで見られてしまいます。
そこで ①事務局だけが見られる管理用ブック②全社員が見られる表示用ブック に分け、②には氏名・部署など公開してよい列だけを IMPORTRANGE で引いてきます。サイトに埋め込むのは②だけです。

① 管理用ブック(共有範囲:事務局メンバーのみ)

個人情報を含む正データ。サイトには埋め込みません。シートは4種類です。

フォーム回答_第N期フォームが自動で作る回答シート。人は触らない。
ここが見落としやすいポイントです。申込フォームは期ごとに複製する設計(定員の自動締切がフォーム全体の累計回答数に対する設定のため)なので、フォームごとに別々の回答シートが作られます。「フォーム回答_第3期」「フォーム回答_第4期」…とタブが増えていきます。
複製したフォームの回答先には同じ管理用ブックを指定してください。1つのブックにタブが増えていくだけで済みます。
このシートには数式を書かないでください。回答が増えると行が下に伸びるため、書き込んだ内容がずれます。集計は他のシートから参照します。
参加者台帳締切後に回答を転記して作る名簿。出席・修了はここで管理する。
氏名社員番号部署メール申込状態出席1出席2課題修了フラグ修了日
第3期佐藤 一郎12345開発本部s.ichiro@…有効TRUE2026/10/22
第3期山本 二郎12346営業推進部y.jiro@…取消FALSE
作り方:申込の締切後に、その期の回答シートから値をコピーして貼り付けます(期に1回・30行)。
数式で自動連結しない理由:フォームの回答シートは回答が入るたびに行が動くため、数式で引いてきた行の隣に出席や修了を手入力すると別人の行にずれる事故が起きます。締切後に一度確定させてから台帳にする方が、結果的に安全で手間も少なくて済みます。
赤字の2列は絶対に表示用ブックへ引かないこと。
「申込状態」列(有効/取消/繰上):キャンセルが出たときのための列です。取消にした人は集計から外れます。
日程開催予定・定員・残枠。期を追加するときはここに1行足す。
開催日時間形式場所定員申込数残枠締切フェーズ
手入力
表示ステータス
数式
第3期10/15,10/2213-17時会場本社3F30=COUNTA(回答!A2:A)=定員-申込数10/08受付=IFS(…)→「募集中」
第4期12月予定未定30準備→「準備中」
ステータスは「手入力の1列」+「数式の1列」に分けます。これを混ぜると運用が破綻します。
 フェーズ(手入力):準備/受付/終了 の3つだけを事務局が切り替えます。
 表示ステータス(数式):=IFS(フェーズ="準備","準備中", フェーズ="終了","終了", TODAY()>締切,"締切", 残枠<=0,"満席", TRUE,"募集中")
こうすると、「満席」と「締切」は自動で切り替わり、事務局が手で触るのは期の開始と終了の2回だけになります。
申込数について:締切前はその期の回答シートの行数をそのまま数えます(COUNTA)。締切後に台帳を作ってからは、台帳の有効な申込を数える式(COUNTIFS)に切り替えても構いませんが、締切後は残枠を使わないので、そのままでも問題ありません。
お知らせ1行足すだけで掲載される。掲載フラグで過去分を残したまま非表示にできる。
日付タイトル本文リンク掲載
2026/09/01第3期の募集を開始しました定員30名・先着順です/scheduleTRUE

② 表示用ブック(共有範囲:社内全員が「閲覧者」・編集者は事務局のみ)

サイトに埋め込むのはこちらだけ。管理用ブックから公開してよい列だけを数式で引いてきます。

表示用シート一覧各シートが、ポータルのどのブロックに対応するか
シート名表示先作り方
表示_お知らせホーム/お知らせQUERY(…where 掲載=TRUE order by 日付 desc limit 3)
表示_次回開催ホーム/次回開催QUERY(…where 表示ステータス='募集中' select 期,開催日,残枠,締切)
表示_日程一覧日程・申込ページQUERY(…select 期,開催日,形式,定員,申込数,残枠,締切,表示ステータス)
表示_参加者_第N期参加者ページ(期ごと)QUERY(…where 期='第3期' and 申込状態='有効' select 氏名,部署)
表示_修了者修了者一覧(バッジ)選んだ案によって変わります(下記)
表示_サマリ実績サマリCOUNTA / COUNTIFS / COUNTUNIQUE
管理用ブックからの引き方:=QUERY(IMPORTRANGE("管理用ブックのURL","参加者台帳!A:K"), "select Col1,Col2,Col4 where Col6='有効'",1) のように、必要な列だけを指定して引きます。初回のみ「アクセスを許可」の承認が要ります。
この形にする効果:社員が表示用ブックを直接開いても、そこには社員番号やメールアドレスの列が存在しません
⚠️ 表示用ブックの「編集者」は事務局だけに限定してください。IMPORTRANGEの接続を一度許可すると、表示用ブックを編集できる人は新しい数式を書いて管理用ブックの任意の列を引けてしまいます。一般社員には必ず「閲覧者」権限だけを付与してください。
反映のタイミング:IMPORTRANGEは即時ではなく、数分の遅れやセルに「Loading...」が出ることがあります。研修当日の直前更新は避けてください。
表示_修了者ここだけ、選ぶ案によって作り方が変わります。
案A:画像バッジ(手入力) 修了確定時に、事務局がこのシートへ直接 氏名・部署・バッジ画像を入力します(挿入 > 画像 > セル内の画像)。このシートだけ自動反映の対象外です。期に1回・30名分で10分程度。
案B:絵文字バッジ(完全自動) 管理用ブックの参加者台帳に =IF(修了フラグ,"🏅","") の列を作り、QUERY(…select 氏名,部署,バッジ絵文字 where 修了フラグ=TRUE) で引きます。事務局の作業はフラグを立てるだけ
なぜ画像を自動にできないのか:IMAGE() 関数は drive.google.com のURLを受け付けない ②セルに貼った画像は QUERY で別のブックへ転送できない(QUERYが扱えるのは文字・数値・TRUE/FALSEのみ)。この2つの制約があるため、画像を使うなら手入力、自動にするなら絵文字という二択になります。
04 / OPERATION

運用フロー — 誰が、どこを、いつ更新するか

日常の更新はほぼスプレッドシートで完結します。ただしサイト側の手動編集がゼロになるわけではありません。どこが自動で、どこが手作業なのかを正直に整理しておきます。

🙋社員が申し込むポータルの申込フォームから送信
📊管理用ブックに溜まる申込数・残枠が数式で自動更新
🖥️表示用ブック経由で反映サイト側の編集は不要
🎓研修が終わる事務局が出席と課題提出を確認
修了フラグを立てる案Aは表示用シートに氏名とバッジ画像も入力
🏅修了者一覧に並ぶ案Bは自動反映/案Aは入力した内容がそのまま表示
更新分担どこを触ると何が変わるか。手作業が残る場所を明示。
更新する場所変わるもの頻度担当自動/手動
管理用ブック「お知らせ」ホームのお知らせ欄随時事務局自動反映
管理用ブック「日程」日程一覧・次回開催・残枠期ごと事務局自動反映
管理用ブック「参加者台帳」参加者一覧・サマリ・修了者(案B)期ごと事務局自動反映
表示用ブック「表示_修了者」修了者一覧のバッジ(案Aのみ期ごと事務局手入力
Googleフォーム申込の受付(期ごとに複製)期ごと事務局複製・設定
Googleカレンダー開催日程/参加確定者への招待期ごと事務局手動
Google Drive教材動画・配布資料教材追加時講師/事務局手動
Googleサイト(ヒーロー)募集ステータス表示(募集中/満席/次回準備中)・申込ボタンのリンク先期の開始/満席時/期の終了サイト編集者手動
Googleサイト(日程・申込ページ)「募集中の期・詳細」の文面/申込フォームの埋め込み差し替え/参加者ページの見出しと埋め込みの追加期ごとサイト編集者手動
Googleサイト(カリキュラム/FAQ)本文テキスト低頻度サイト編集者手動
この分け方の効果:日常更新(お知らせ・日程・参加者)はシートだけで完結するので、サイトの編集権限を事務局全員に配る必要がありません。サイト編集者は1〜2名に絞れます。
サイト側の手動作業は5つ:①期の募集開始時にヒーローの表示を「募集中」に ②満席になったときのヒーロー表示の切り替え ③期の終了時にヒーローを「次回準備中」に ④申込フォームを複製したときの、埋め込みとボタンのリンク先の差し替え ⑤「募集中の期・詳細」の文面と、参加者ページへの見出し+埋め込みの追加。
期を追加したときのシート作業:①管理用「日程」に1行追加 ②締切後、その期の回答シートから参加者台帳へ転記 ③「表示_参加者_第N期」を作成。
②を忘れやすいので注意:フォームは回答数の上限で自動的に閉じますが、ヒーローの「募集中」バッジは自動では変わりません。残枠がゼロになったら「満席」に切り替えてください。忘れると、申し込もうとした社員が閉じたフォームに飛ばされます。
05 / NOTES

先に決めておきたいこと・Googleサイトの制約

あとから直すのが大変になる順に並べています。①〜③は運用を始める前に決めておくことをおすすめします。

① 個人情報 — 埋め込みの範囲指定はアクセス制御ではない

埋め込みで表示範囲を絞っても、閲覧権限を持つ人は元のブックを直接開けます。メールアドレスや社員番号を同じブックに置いたままだと全社員に見えてしまうため、前章のとおり管理用ブックと表示用ブックを必ず分けてください。さらに表示用ブックの編集権限は事務局だけに限定してください(編集できる人は数式で管理用ブックの中身を引けてしまいます)。公開前に、一般社員のアカウントで元データにたどり着けないことを実際に確認してください。

② 見る人による出し分けができない

Googleサイトには「この人にはこのページを見せる」という機能がありません。参加者一覧はサイトを見られる人全員に同じ内容が見えます。今回は「社員なら実名で閲覧可」の方針なので問題ありませんが、サイト全体の共有範囲を社内限定にしておくことが前提になります。

③ 見た目はシート側で作る

Googleサイトには、シートの値をサイトのカードやボタンに流し込む機能はありません。埋め込んだ範囲はシートの見た目そのままで表示されます。「きれいなカードにしたい」場合は、シートのセルを結合し、背景色・フォント・条件付き書式で整えます。ここを誤解したまま進めると「思っていた見た目にならない」となるので、最初にすり合わせておいてください。

④ 募集の締切は自動化できる(ただし超過に注意)

Googleフォームの「回答数の上限」設定で、定員に達した時点で自動的に受付を閉じられます。ただしほぼ同時に送信された場合、上限を数件超えて受理されることがあります。超過分を繰り上げで受け入れるか、次の期に回すかを事前に決めておいてください。

⑤ バッジは「画像=手作業」か「絵文字=自動」の二択

Googleの標準機能では画像バッジを自動で並べることはできませんIMAGE() はDriveのURLを受け付けず、セルに貼った画像は QUERY で別ブックへ転送できないため)。画像を使うなら表示用シートに手貼り(期に1回・10分程度)、完全自動にするなら絵文字バッジになります。どちらにするか決めてください。

⑥ Drive動画の共有設定と視聴記録

教材動画は共有ドライブに置き、共有範囲を社内ドメイン限定に。ここを「リンクを知っている全員」にすると社外に流出します。また誰が視聴したかの記録は残りませんので、事前学習の視聴を修了要件に含めるなら、視聴後に回答するミニフォーム(自己申告)が必要です。2000人規模で同時期に集中すると再生制限に当たる可能性があります。その場合もYouTubeの「限定公開」は使わないでください——限定公開はURLを知っていれば社外の人でも見られる状態で、アクセス制御ではありません。視聴時期を分散させるか、社内で使えるストリーミング基盤の利用を検討してください。

⑦ カレンダー埋め込みと参加者への招待は別のもの

ページに埋め込むカレンダーは「開催日を見せる/各自が自分のカレンダーに追加する」ためのものです。参加確定者への個別の予定招待は、事務局が別途送る作業になります。誰がいつ送るかを決めておいてください。

⑧ この資料そのものの公開範囲

この構成案はURLを知っていれば誰でも閲覧できる状態で配布されています。検索避け(noindex)は設定していますが、アクセス制限ではありません。企業名・研修計画・社員規模・権限設計といった内部情報が含まれるため、外部に共有する前に情報の持ち主の承認を取ってください。限定的に配らないといけない場合は、認証付きの配布方法に切り替えることをおすすめします。

⑨ スモールスタートで問題ない

今回の構成はApps Scriptなしで成立します(必要なのはシートの数式とフォーム設定だけ)。まず第3期をこの形で回してみて、手作業がつらい部分だけを次のフェーズで自動化するのが安全です。

06 / NEXT

この構成で合意できたら

既存の「ホーム」「e-Larning」の2ページを改修し、4ページを新設して計6ページにします。①②が終われば、③以降は表示をつなぐだけの作業です。

将来の自動化候補(今回はスコープ外)

Apps Scriptを入れると、①開催前日のリマインドメール ②修了証PDFの自動発行とメール送付 ③参加確定者へのカレンダー招待の自動送信 ④定員超過時の繰り上げ処理、まで自動化できます。期を重ねて手作業がつらくなったタイミングで検討するのが良いと思います。